第21話

エイラはリラのあとについて、モールの中心近くにあるデザイナーズ・ブティックへ向かった。ナタリーとケイトは数歩遅れてついてきて、次はどの店に行くべきかまだ言い争っている。

ガラスの扉には鍵がかかっていた。真鍮のプレートにはこうある。

予約制

リラは携帯電話を取り出した。短い一本の電話。それだけで、三十秒もしないうちに支配人が現れ、扉の鍵を開けた。

「リード様。お帰りなさいませ」

エイラはリラをちらりと見た。「リード?」

「母方の姓よ」リラは言った。「個人的な予約のときはそれを使うの。スターリングの名を出すと、静かな買い物が一瞬で大掛かりな警備案件になるから」

支配人が身を引く。「こ...

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